テストステロン投与中の生理(出血)について

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生理の原因と気をつけること

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テストステロン投与を開始してからの出血について。
数年後に突然出血がおきた、
微量の長く続く不正出血があるといった症状が出た場合についてです。

 

 

 

 

 

テストステロン投与中でも生理がくることはよくある

 

人によっては投与初期の1年ほどは中々止まらないこともありますし、
止まって数年たってから突然生理がくることもあります。
基本的に卵巣子宮は休止状態になっているだけなので、
なにかのきっかけで突然生理がおこり出血することはよくあります。

 

 

 

突然生理が来る原因

 

出血の原因としては以下が考えられます。

 

・ホルモンバランスの乱れによって起こった生理
・心身の不調(寝不足やストレスなど)によって起こった生理
・子宮内膜過形成

 

 

 

ホルモンバランスの乱れ

 

テストステロンの投与間隔を変えたり、
使用するホルモン剤を変えたなどの理由で、
血中テストステロン値に変化があると生理のきっかけになることがあります。

 

 

 

心身の不調

 

生理自体が体調の影響を強く受けるものなので、
寝不足やストレスなどで体調が崩れると、
生理がおこるきっかけになることがあります。

 

 

 

子宮内膜過形成

 

子宮内膜組織が過度に蓄積されている状態のことをいいます。
子宮内膜は本来生理時に排出されるのですが、
生理が止まっているので蓄積されていってしまうのです。

 

 

 

それが微量出血という形で排出されてきます。
これはテストステロン開始の最初の数年間に最も起こりやすく、
決して珍しいことではありません。
この子宮内膜過形成の場合、
生理と同じように子宮内膜が排出されているだけなので問題はありません。

 

 

 

出血があったら医師の診察を

 

一つ注意点としまして、
がんの兆候である可能性があります。
ただの生理出血ならよくあることですし問題ありませんが、
場合によっては子宮体がん(子宮内膜がん)の可能性もあります。

 

 

 

なので不正出血が起こった時は、
原因を特定するために医師の診察を受けるのが望ましいです。
子宮体がんの代表的な症状に
「月経とは無関係の長く続く少量の出血」があります。

 

 

 

子宮内膜過形成でも同じ症状がでるので、
検査をしなければ判別できません。
診察を受けるときは、
テストステロンを投与していることを医師に伝えましょう。

 

 

 

 

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