【性同一性障害】ホルモン治療を始める前にしておくべきこと

後悔しないために

 

ftm
テストステロンで一度男性化してしまうと永久的に戻らない変化や生活面での変化が起こります。
始める前にチェックしておくべきことをまとめました。

 

 

 

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性別変更後の生活の実践

 

ホルモン療法をすれば外見は男性的になり、人々は男性として接するようになります。
これによって生活面や接し方に大きな変化が起こります。
どんな変化が起こるのかは想像だけでは全てを把握できません。

 

 

そこで、実際に男性に変装して生活してみましょう。
身も心も男性になりきってみて一度外出してみましょう。
色々な気づきが得られるはずです。

 

 

一度ホルモン療法で男性化してしまったら二度と完全に元に戻ることはできません。
なので必ず後悔のないようにしなければいけません。
起こりうる変化の全てを把握し、環境の変化に耐えれるかどうか試してみるのです。
男性として生活してみることで、日常生活で発生する問題点を洗い出しましょう。

 

 

 

できなくなることをチェックしよう

 

男性として生きるということは女性を捨てることでもあります。
今までできたことができなくなります。
例えばトイレや更衣室は女性側が使えなくなります。
公共施設、海、プール、銭湯では対策が必要になり、気軽に利用できなくなるかもしれません。
仕事においてもそうです。
女性が求められる職場では仕事できなくなります。
ですがかわりにできる仕事も増えます。
あなたがやりたい仕事はどちらに属しているでしょうか。

 

 

 

男性の役割を知る

 

男性になれば、女性でいることで感じる苦痛やストレスから解放されます。
しかし今度は男性の役割、責任を求められることになります。
今までとは違い男性という枠組みの中で比較されることにもなります。
自分の生活環境にどのような影響が出るかイメージしてみてください。
たとえば体力仕事を任されることがあるかもしれません。
力がないと仕事にならなかったり、文句を言われることもあります。
ホルモン療法をすれば筋肉は付き体力は向上しますが、非トランス男性でも過酷と感じる仕事はたくさんあります。

 

 

 

周囲の人はどこまで理解してくれるか

 

GIDは昔と比べて認知はされてきてはいるものの、依然として誤解や偏見はあります。
外見の変化は場合によっては嫌がらせ、差別、恋人との関係の悪化を招く可能性があります。
職場や学校など、あなたの生活に関わる周囲の人々がどういった反応をするかは検証してみる必要があるでしょう。
難しいことにGIDのほぼ全ての方が家族からの理解を得られません。
相談相手が欲しい場合は精神科やカウンセラーを受診するのも手です。

 

 

 

理想の自分になれるとは限らない

 

外見においてホルモン療法は自分の望む変化が得られるとは限りません。
求めていない変化も起こりうるのでこれらも受け入れなければいけません。
たとえば皮脂が増加し体臭が強くなったり、ニキビができたり、はげが進行するのは仕方のないことです。
男性独自の悩みと付き合っていくことになります。
また、変わるのはあくまで外見であり内面は変わりません。
外見が変わっても今抱えている悩みや問題が解決するとは限りません。
解決したい悩み、しなくてもいい悩み、できる悩み、できない悩みを自分の中で切り分けて考えてみましょう。

 

 

 

始める前にしておくべき検査

 

ホルモン療法を始める前には以下の検査をしましょう。
この目的は健康を確かめるためと、ホルモン療法によって検査値が変化した時に把握しやすくするためです。

 

 

・体重
・血圧
・空腹時血糖またはHgb A1C。
・妊娠検査(妊娠していないかどうかのチェック)
・腎機能
・肝機能
・血中ホルモン値測定(エストラジオール、テストステロン)
・プロラクチン
・LH(黄体形成ホルモン)
・睡眠時無呼吸検査
・STDスクリーニング(性病検査)

 

 

 

持病の確認

 

ホルモン剤は他の薬と相互作用を起こしたり持病を悪化させる可能性があります。
以下の項目に当てはまる方や薬を服用している方は医師に相談をしてください。
なにかしらの治療を受けている方も自己判断で始めてはいけません。

 

 

 

・妊娠または授乳中の方
・冠状動脈疾患
・片頭痛
・赤血球増加症(多血症)
・心不全
・腎不全
・ナトリウム貯留および体液過負荷の影響を受けやすい重度の高血圧
・ヘビースモーカー
・肝臓障害
・高脂血症
・がんの病歴もしくは家族歴がある
・アンドロゲン感受性てんかん
・睡眠時無呼吸
・高コレステロール
・2型糖尿病
・暴力行為の著しい歴史
・にきび(軽度から重度)

 

 

 

後戻りできない変化のチェック

 

テストステロン療法には不可逆的(取り返しのつかない)変化があります。
以下の変化はホルモン投与をやめても二度と元には戻りません。

 

 

・低音化した声や発達した喉仏

 

・男性ホルモンによるはげ
(育毛剤などで改善は可能です。)

 

・大きく発達した陰核(クリトリス)
クリトリスとペニスは元は同じ部位なので男性ホルモンによりペニスのように大きくなります。

 

・ひげやすね毛といった体毛
剃っても男性のようにずっと生え続けます。

 

 

 

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