【男性向け】女性ホルモン剤の副作用とリスク【MTF】

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女性化の副作用とリスク

 

MTF(男性)が女性ホルモン剤を使用することで起こる副作用と健康リスクについてです。

 

 

目次

・吐き気、眠気、だるさ、頭痛などの体調不良
・むくみ(抗アルドステロン作用)
・精神作用
・勃起障害
・生殖能力低下と精子形成障害
・乳がん
・肝臓への負担
・血栓症
・飲み合わせに注意すべき薬

 

 

 

吐き気、眠気、だるさ、頭痛などの体調不良

 

ホルモン剤を服用すると体内のホルモンバランスが変化します。
それによりこれらの症状がでることがあります。
主な原因として以下が考えられます。

 

 

 

服用初期(女性化開始時)

 

服用を始めた直後はホルモンバランスが変化するので症状がでやすいです。
1ヶ月もすれば安定してきて症状は消えるので気にする必要はありませんが、症状が重い場合は服用を中断し医師の診察を受けてください。
最初は少ない量から始めて徐々に増やしていくのが理想です。
また強力なホルモン剤だとホルモンバランスが一気に変動するので症状が出やすいです。

 

 

 

過剰摂取

 

いつまでも体調不良などの症状が続くのであれば服用量が多い可能性があるので減らしてください。
自分に合った服用量であれば副作用は出ません。
副作用を感じないとしっかり効いているか不安になり、過剰摂取をしてしまうことがよくあります。
なにも感じない状態こそが理想だということを忘れないでください。
副作用がでるまで服用したほうが女性化が進むわけではありません。
もっと詳しく知りたい方は服用量と効果の関係をご覧ください。

 

 

 

半減期に合わせて服用していない

 

ホルモン剤には製品ごとに効果時間(半減期)があります。
服用間隔が半減期を越えていると、効果が落ちる上がるを繰り返すのでホルモンバランスが一定に保たれません。
なので副作用がでやすくなります。
ホルモン剤は半減期に合わせて毎日一定量を服用するのが望ましいとされています。
半減期が分からない方はホルモン剤一覧から各個別ページをご覧ください。
たとえば注射の場合でも、
2週間に一度うつよりも1週間ごとにうってもらう方が副作用がでにくいです。

 

 

 

むくみ(抗アルドステロン作用)

 

アルドステロンとは副腎皮質ホルモンの一つで、ナトリウムの再吸収を促し体内の水分量を増やす働きがあります。
女性ホルモンはこの働きを阻害します。
そして体がそれに反応してアルドステロンの分泌を促すので、結果的に体に水分が溜まりやすくなります。
つまり女性のようにむくみやすくなります。

 

 

水分が増えると体液量、血液量が増えるので高血圧になる可能性があります。
また、水分が増えた分体重が増加します。

 

 

 

精神作用

   

 

女性化は体だけでなく心にも変化を及ぼします。
あなたの全体的な感情、性格は変わるかもしれないし、変わらないかもしれません。
これは人によって異なります。
女性化によって2度目の思春期を経験すると考えてください。
新しい感情が生まれたり、興味、嗜好や趣味が変化することがあります。

 

 

倦怠感や疲労感は感じやすくなります。
うつ病になる確率があがることもわかっています。
生理中の女性と似たような精神状態になると思ってください。

 

 

 

リスクについて

 

ホルモン剤による健康リスクについてです。
リスクは健康面だけでなく身体変化に伴うリスクもあります。
たとえば見た目が変わることで日常生活に支障がでるかもしれません。
男性として見られなくなったり、それによって公共施設の使用に障害が起こる可能性があります。
大きくなった胸はホルモン剤をやめても完全に元に戻らない場合があります。

 

 

 

勃起障害

 

性欲が減退し長期服用では勃起不全になる可能性があります。

 

 

 

生殖能力低下と精子形成障害

 

こちらも長期服用で起こる可能性があります。
生殖能力低下・・・精子を生産する機能が損なわれる可能性があります。
精子形成障害・・・精子自体に影響がでる可能性があります。(受精能力の欠如など)

 

 

どちらも子供が作れなくなるリスクに至ります。
これらは服用をやめれば回復する場合もあれば完全に回復しない場合もあるので十分な考慮が必要です。
女性化するということは男性を失うということであることを忘れないでください。
ちなみに病院で精液検査を行えば精子が正常かどうか調べることができます。

 

 

 

乳がん

 

乳がんになる確率が女性と同等になります。
家族に乳がん歴のある方がいる場合は発症率が上がるため定期的な検診をしてください。
触診による自己検診も有効です。

 

 

 

肝臓への負担

 

ホルモンは肝臓で分解されるため肝臓に負担がかかります。
女性化では毎日かつ長期的に服用するので肝機能検査は定期的に受ける必要があります。
特に錠剤タイプは初回肝臓通過代謝といって肝臓を2回通るため負担がかかります。
注射やダーメストリルのような経皮吸収タイプは負担を最小限に抑えることができます。

 

 

 

血栓症

 

ホルモン剤には血がドロドロになってしまう副作用があり血栓ができやすくなります。
血栓症とは血の固まりが血管を詰まらせてしまう病気です。
血栓ができた場所により病名が変わります。
エコノミークラス症候群や脳梗塞、心筋梗塞などがあります。
場合によっては命に関わるので注意が必要です。

 

 

 

血栓症の初期症状として以下が挙げられます。
これらの症状が現れたら医師の診断を受けてください。

 

 

足の疼痛(ズキズキした痛みやうずき)、浮腫
突然の呼吸困難
息切れ
胸痛
中枢神経症状(めまい、意識障害、四肢麻痺等)
急性視力障害等

 

 

 

血栓症の対策としてクリルビタミンが推奨されています。
ホルモン剤の副作用を緩和するためのサプリで血栓症と肝臓病に効果があります。

 

 

 

 

 

飲み合わせに注意すべき薬

 

以下の薬を服薬している場合は必ず医師と相談の上ホルモン療法を行ってください。
相互作用がおきたり薬の効き目が大きくなりすぎる可能性があります。

 

 

 

血液凝固抑制薬(ワーファリン)
糖尿病治療薬(インシュリン、スルフォニルウレア系製剤)
抗けいれん剤(アレビアチン)
三環系抗うつ剤(アナフラニール、トフラニール、トリプタノール)
抗精神病薬(フェノチアジン系製剤)
血圧降下剤(βブロッカー系製剤)
血圧降下剤(アルドメット)
抗不安薬(ベンゾジアゼピン系製剤、バルビタール系製剤)
テオフィリン製剤(テオドール、テオロング、ネオフィリン)
など。

 

 

 

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