ピルの血栓症予防に一番使われているサプリ

▼ 血栓症とは

 

血栓症とは

 

血液が固形化しそのかたまりが血管を詰まらせてしまう病気です。
固形化した血液を血栓といいます。
血栓は時間がたてば自然に分解され消失しますが、その前に血流に乗って体のどこかの血管を詰まらせる可能性があります。

 

 

 

詰まってしまった部分は血液が循環しなくなるので、酸素と栄養が届かず壊死を起こします。
場所によっては即命に関わる重大な病気につながるほか、様々な合併症を引き起こします。

 

 

肝臓→肝硬変
腎臓→腎臓障害
肺→肺こうそく
脳→脳こうそく、脳卒中
心臓→心筋こうそく　　など

 

 

 

▼ 血栓症の初期症状

 

血栓症の初期症状

 

 

 

血栓ができる場所によっては症状がなく、気づかぬうちに病態が進行することもあります。

 

 

 

▼ ホルモン剤で血栓ができる仕組み

 

ホルモン剤で血栓ができる仕組み

 

卵胞ホルモン剤(エストロゲン)は血液凝固作用のあるタンパク質の合成を促進させ、凝固抑制作用のあるアンチトロンビンを低下させます。
これにより固まりやすいドロドロ血になり血栓ができやすくなります。
主に静脈血栓のリスクが上昇します。

 

 

 

黄体ホルモン剤(プロゲステロン)はコレステロールを上昇させます。
コレステロールは血管の壁に張り付き血流を妨げたり、かたまりとなって血栓症を引き起こします。
動脈血栓のリスクが上昇するほか動脈硬化などの血管障害が起こりやすくなります。

 

 

 

男性ホルモン剤(アンドロゲン)は深部静脈血栓症のリスクが上がる統計データがあります。

 

 

ホルモン剤、ピルによるリスクの上昇幅は
血栓症　　3．5〜4倍
心筋梗塞　5倍
脳卒中　1.5〜3倍

 

 

 

▼ リスクを上げる要因

 

血栓症リスクを上げる要因

 

・リスクを上げるホルモン剤

 

　卵胞ホルモン(エストロゲン)
　黄体ホルモン(プロゲステロン)
　男性ホルモン(アンドロゲン)
　経口避妊薬ピル

 

※主に飲み薬

 

 

・リスクを上げる体質、生活習慣

 

　タバコ
　肥満
　不整脈
　運動不足
　加齢

 

 

・リスクを上げる可能性のある施術

 

 

　ホルモン療法
　HRT(ホルモン補充療法)
　カウフマン療法
　排卵誘発

 

 

 

▼ クリルオイルとは

 

クリルオイルとは

 

オキアミというエビに似たプランクトンから抽出した油が主成分のサプリです。
この油はオメガ3脂肪酸と呼ばれる不飽和脂肪酸です。
ＥＰＡやＤＨＡと呼ばれています。

 

 

 

【不飽和脂肪酸】

 

魚や植物の油のことです。
体内でも固まらず液体のままで、コレステロールや中性脂肪を下げる働きがあります。
太らない油であり、多くとった方が健康に良いといわれています。

 

 

オメガ3脂肪酸は青魚に多く含まれる成分で、不飽和脂肪酸の中でも特に健康に重要とされています。
必須脂肪酸とも呼ばれており、現在世界各国で広く普及しています。
美容、健康、脳機能、関節（抗炎症）、肝機能、抗メタボなど、生体に対する様々な生理機能効果が報告されています。

 

 

 

▼ 成分

 

クリルオイルに含まれる成分

 

EPA（エイコサペンタエン酸）　　　1粒あたり22.5�r　　

 

 

オメガ3脂肪酸の一種です。
血液の凝固を抑え血をサラサラにしてくれる作用があります。
血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす作用があり血をキレイにします。
メタボ体質に特に有効です。
熱に弱く加熱調理をすると壊れてしまう成分であり刺身などでしか摂取できません。
クリルオイルはカプセルなので問題なく摂取できます。

 

 

DHA（ドコサヘキサエン酸）　　　1粒あたり12.5�r

 

 

オメガ3脂肪酸の一種です。
血中の中性脂肪とコレステロールを下げる働きがあります。
悪玉コレステロールを減らす作用が特に強いです。
脳の機能を向上させ若返り作用もあります。
EPA同様、熱に弱い成分ですがクリルオイルなら問題なく摂取できます。

 

 

アスタキサンチン　　　1粒　250μg

 

 

エビやカニに豊富に含まれる栄養素です。
強力な抗酸化力があります。
肌に紫外線が当たると活性酸素が発生します。
活性酸素は有害な物質でシミ、しわ、たるみの原因になりますが、これを強力に抑えるので美容効果があります。
女性ホルモン剤を服用すると女性化効果で肌が薄くなるので、紫外線に対する防御力が落ちてしまいますが、アスタキサンチンでキレイな肌を保つことができます。
この点においてもホルモン剤と相性が良いです。

 

 

 

カキエキスパウダー　　　1粒　50�r

 

 

貝のカキから抽出したエキスです。
カキには
血圧の上昇を抑える
血中コレステロールを抑える
血栓症の予防
がんの予防
肝機能改善作用
があります。
特に肝臓を健康に保つ働きが強いのが特徴です。
肝臓はホルモン剤を分解代謝する器官なので負担がかかりやすいです。
中でも飲み薬タイプのホルモン剤は負担が大きく、肝臓病を引き起こすリスクがあります。
カキは肝臓の働きを助ける効果と再生効果があり負担を軽減してくれます。
アルコールに対しても同様の効果があるため、ホルモン剤を服用していてお酒も大好きな方にぜひとってほしい成分です。

 

 

スクワレン　　　1粒　15�r

 

 

サメの肝油です。
肝機能改善
コレステロール低下
免疫機能アップ
美肌効果
があります。

 

 

 

▼ 効果

 

クリルオイルの効果

 

・あらゆる原因の血栓症リスクを軽減

 

血液の凝固亢進を防ぐので全てのホルモン剤による血栓症リスクだけでなく、タバコ、肥満などが原因で起こる血栓症にも効果があります。

 

 

・うつ病予防

 

ホルモン剤はうつ病の発症リスクを上げる可能性がありますが、DHAの効果で予防できます。

 

 

・肝機能の改善

 

ホルモン剤による肝臓の負担を軽減します。

 

 

・血液中のコレステロール、中性脂肪を下げる

 

血液をサラサラにして血管を健康に保ちます。

 

 

・動脈硬化、高脂血症の予防

 

血管の負担を減らし血管年齢を若く保ちます。

 

 

・高血圧の改善

 

血流改善により血圧が正常化します。

 

 

・心疾患と脳疾患の予防

 

心臓病の発症率を5年間で53％低下させます。
脳こうそく、脳卒中、心筋こうそくなど全身の血管系の病気を予防できます。

 

 

・アレルギー改善

 

花粉症やアトピーなどの症状を緩和します。
オメガ3は体内では作れない成分で外部から摂取するしかありません。
不足するとアレルギーが起こりやすくなることがわかっています。

 

 

・免疫強化

 

体の免疫力が上がることでガンなどの予防になります。

 

 

・記憶力、学習能力の向上

 

DHAは脳の老化を食い止め、働きを活性させる効果があります。
アルツハイマーにも有効。

 

 

・しわやたるみの予防

 

血流改善によって血液中の栄養、酸素が細胞のすみずみまで行き渡り活性化します。
健康だけでなく若返りや美容効果も得られます。

 

 

・視力回復

 

 

網膜の脂肪にもDHAが含まれており、網膜細胞をやわらかくする働きがあることから網膜の反射機能を高め、視力の回復に役立つともいわれています。

 

 

・ホルモン剤による肌荒れやニキビの改善

 

 

ホルモン剤でホルモンバランスが変化すると肌荒れやニキビが起こりやすくなります。
黄体ホルモンの副作用であるむくみも血流の改善で緩和されます。